Instagramの月次レポートをAIで作る手順|スクショ30枚から分析シートと報告書まで

Instagramの月次レポート作成のイメージ。スマホの分析画面、印刷した月次レポート、集計シートを開いたノートPC
                                                   

Instagramの月次レポートを、API連携もCSVも使わずに作る手順です。スマホでインサイトの画面を決まった順に30枚撮り、AIに読ませて集計シートと報告書にします。当社が観光団体のアカウント運用で毎月回している方法をそのまま書きました。完全な自動化ではありません。人が20分撮り、AIが残りをやります。撮る画面の固定リスト、AIに渡す指示文の実物、実際につまずいた3点と直し方まで載せています。


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Instagramの月次レポートは、作るのに手間がかかるわりに、読まれる時間は短い資料です。数字を拾って表に入れ、前月と比べ、要点を書き、会議用の体裁に整える。この作業に毎月2〜3時間かけている担当の方は多いと思います。

この記事は、その作業をAIに渡す手順です。当社が観光団体のInstagramアカウント運用で毎月回している方法を、そのまま書きます。API連携もCSVも使いません。スマホでインサイトの画面を決まった順に撮り、AIに読ませて、集計シートと報告書にします。

先に言っておくと、これは完全な自動化ではありません。人が20分ほど撮り、AIが残りをやるという半自動です。それでも、毎月の数時間が「撮る20分」と「読んで直す10分」に変わります。撮る画面の固定リスト、AIに渡す指示文の実物、実際につまずいた3点と直し方まで載せました。

SNS運用全体をどう組み立てるかは、企業SNS運用の正解|目的別の設計フレームで書いています。この記事は、その中の「毎月の計測と報告」だけを扱います。

前提:この手順が向く環境と、向かない環境

最初に、この手順が向く環境を書いておきます。当てはまらない場合は、別の方法のほうが早いためです。

条件 この手順が向く 別の方法が早い
操作する端末 担当者のスマホだけ。PCでMeta Business Suiteに入る権限や習慣が無い PCでMeta Business Suiteに毎月入れる。この場合はインサイトの「エクスポート」でデータを落とすほうが確実です
月の投稿数 10本前後まで 30本を超える。撮る枚数が増えすぎるので、API連携か分析ツールを検討する段階です
アカウントの数 1〜2アカウント 5アカウント以上を1人で見ている
レポートの読み手 月1回の定例で、担当以外の人(責任者・会員・取引先)に見せる 担当者だけが見る。それならインサイト画面を毎週眺めるほうが早いです

いちばん大事なのは1行目です。PCでMeta Business Suiteに入れて、インサイトのエクスポートが使える権限があるなら、そちらが確実です。 Metaの公式ヘルプにも、レポートをダウンロードするにはエクスポートのメニューを使う、と書かれています。スクショを撮る手順は、それができない環境のための方法です。

それでもこの記事を書いたのは、当社が実際に運用している観光団体のアカウントがまさにその環境だったからです。担当者はスマホでInstagramを動かしていて、PC側の権限は事務局の別の人が持っている。月に1回、権限のある人のPCを借りてエクスポートする段取りを組むより、担当者がスマホで20分撮るほうが現実に回りました。少なくとも当社が関わっている地域の団体や店舗では、この形のほうが回しやすい場面が多くありました。

手順1 集める指標を固定する

最初にやるのは、撮ることではなく「毎月、何の数字を集めるか」を決めて固定することです。ここが月によって変わると、前月比が出せなくなります。

当社が毎月集めている指標は、アカウント全体で7つ、投稿1本ごとに10前後です。

アカウント全体(月に1回)

  • フォロワー数(月末時点)と純増
  • 閲覧数
  • リーチ
  • インタラクション(いいね・コメント・保存・シェアなど。含まれる行動は画面の種類によって少し違うので、画面に出ている名称と数をそのまま使います)
  • プロフィールへのアクセス
  • 外部リンクのタップ
  • フォロワーの属性(年齢層・性別・上位の地域)

投稿ごと(1本につき1行)

  • 投稿日、種類(フィード・リール・ストーリーズ)、投稿の狙い(当社は4つに分けています)、テーマ
  • 閲覧数、リーチ、フォロワー以外の割合
  • いいね、保存、シェア、コメント
  • プロフィールへのアクセス、この投稿からのフォロー数

これだけです。ここで指標を増やしたくなりますが、増やすたびに撮る枚数が増えます。当社の内規は「新しい指標を足すときは、投稿1本につき撮る枚数が1枚以下しか増えないこと」です。

なお、どの指標を「成果」と呼ぶかは、この手順の前に決まっている必要があります。フォロワー数を目標にするのか、来店や問い合わせにつながる指標を追うのか。そこがまだ決まっていない場合は、先にSNS運用のKPI設定|フォロワー数を捨て、目的別KPIツリーで設計するを読んでください。この記事は「決めた指標を、毎月どう集めて読むか」だけを扱います。

手順2 撮る画面を固定リストにする

ここがこの手順の肝です。AIにスクショを読ませる方法は、探せばいくつも見つかります。ところが、どの画面を、何枚、どの順で撮るかを固定していないものがほとんどです。固定しないと、月によって撮る画面がずれて、AIの読み取り結果も、その先の集計も崩れます。当社が実際にそうなりました(後述します)。

当社が固定しているリストは、次の3グループで合計30枚以下です。

グループ 枚数 撮る画面
A. アカウント全体 5枚 ①プロフェッショナルダッシュボードの最上部(閲覧数・インタラクション・新規フォロワー)②閲覧数の詳細(フォロワー比率・リーチ・前月比)③インタラクションの詳細 ④フォロワー(純増・年齢・性別・上位の地域)⑤アクティブな時間帯
B. 投稿ごとの概要 投稿1本につき1枚 各投稿の「インサイトを見る」を開いた最初の画面。閲覧数・リーチ・フォロワー以外の割合・いいね・保存・シェア・プロフィールアクセス・フォロー数を押さえます。機種やアプリの版で1枚に収まらないときは、スクロールした2枚目まで。同じ投稿で3枚目は撮りません
C. 上位3本の詳細 3本×5枚 その月に伸びた3本だけ、閲覧数の内訳(どこから見られたか)・インタラクションの内訳・視聴者の属性まで撮ります。リールでスキップ率が表示されるアカウントは、それも1枚。表示されなければ空欄です

月10本の投稿なら、5+10+15=30枚です。

ポイントは3つあります。

上位3本以外の詳細は撮らない。 全部の投稿の詳細を撮ると、月10本で50枚を超えます。読む側も、伸びなかった投稿の流入内訳までは見ません。

同じ投稿を複数の角度から撮らない。 概要画面1枚に必要な数字は入っています。「念のため」で増えた1枚が、翌月には3枚になります。

撮る順番も固定する。 A→B→Cの順で、Bは投稿日の古い順。順番が固定されていると、AIに「最初の5枚はアカウント全体、その後は投稿ごと」と伝えるだけで分類が終わります。ファイル名を付け直す手間はいりません。

撮り終わったら、1つのフォルダにまとめておきます。当社は「年月日」の名前のフォルダに入れています。

手順3 AIに読ませて集計シートに落とす

ここからAIの出番です。使うのはClaudeでもChatGPTでも構いません。条件は、画像を複数枚まとめて渡せることと、表の形で返してくれることです。プランによって1回に渡せる枚数が違うので、最初の月は少ない枚数で試してから本番に入ってください。業務データを外部のAIに入れてよいかは、社内の方針を先に確認します(FAQのQ2)。

渡し方は、スクショと一緒に次の1行を添えるだけです。当社が実際に使っている言い回しをそのまま載せます。

今月分のInstagramインサイトのスクショを渡します。全部で28枚です。
最初の5枚がアカウント全体、次の10枚が投稿ごとの概要(投稿日の古い順)、
残りの13枚が上位3本の詳細(1本あたり4〜5枚)です。

枚数と内訳を先に言うのは、AIに「何枚読んだか」を答えさせて、こちらの枚数と突き合わせるためです。これが無いと、1枚読み飛ばしても気づきにくくなります。読み飛ばしが続くようなら、撮影順に「A01〜A05」「B01〜B10」のような連番をファイル名に付けて、欠番が無いかをAIに確認させる方法もあります。

次に、抽出の指示です。ここは毎月同じ文面を使い回します。

添付のスクショから、次の2つの表を作ってください。

【表1 アカウント全体】1行だけ
フォロワー数(月末)/純増/閲覧数/リーチ/インタラクション/
プロフィールアクセス/外部リンクタップ/年齢層の上位2つ/性別比/上位の地域3つ

【表2 投稿ごと】投稿1本につき1行
投稿日/種類(フィード・リール・ストーリーズ)/投稿の内容(1行で)/
閲覧数/リーチ/フォロワー以外の割合/いいね/保存/シェア/コメント/
プロフィールアクセス/フォロー数

ルール
- 画面に無い値は空欄にしてください。推測で埋めないでください。
- 「閲覧数」と「リーチ」は別の指標です。混ぜないでください。
- 画面の一部が切れていて数字の全体が見えない場合は、その値を空欄にしたうえで
  「◯枚目は上部が切れている」と書いてください。
- 最後に、読んだ枚数を書いてください。

この指示文で大事なのは「ルール」の4行です。上の3行はすべて、当社が一度やらかしたことから来ています(次の章で書きます)。

返ってきた表は、そのままスプレッドシートに貼ります。当社のシートは、表2の列に「投稿の狙い」と「テーマ」の2列を足し、右側に自動計算の列を置いています。フォロー数÷リーチ(フォロー転換率)、プロフィールアクセス÷リーチ、保存÷閲覧数、の3つです。当社の運用では、この3つの率で投稿の良し悪しを見ています。来店や予約が目的のアカウントなら、外部リンクのタップや問い合わせ導線のほうを主役にしてください。

貼る前に、最低限の検算をします。表1のフォロワー数が、プロフィール画面に出ている数と合っているか。 合っていなければ、AIが別の画面を読んでいます。これに加えて、その月の上位3本だけは、閲覧数とリーチの2つをスクショと目で突き合わせます。フォロワー数が合っていても、投稿別の読み飛ばしや桁の誤読は残るためです。

手順4 報告書を生成する

集計シートができたら、報告書はほとんど自動です。当社が使っている雛形は8つの見出しで固定していて、AIにはシートの表と一緒に次の指示を渡します。

添付の集計表から、Instagramの月次運用レポートを作ってください。
見出しは次の8つで固定し、順番も変えないでください。

1. 今月のヘッドライン(3行以内)
2. アカウント全体の数字(今月/前月/差分の表)
3. 目標に対する進捗
4. 種類別(フィード・リール・ストーリーズ)の閲覧数の割合
5. 今月の上位投稿(閲覧数・フォロー転換率・保存数の3つの基準で各3本)
6. 前月の仮説がどうだったか、今月の発見
7. フォロワーの属性
8. 来月やること(3つまで)と、定例で相談したいこと

ルール
- 数字は集計表にあるものだけを使ってください。
- 前月比は、比較した期間を必ず書いてください。
- 「◯◯だから伸びた」と原因を書くときは、「〜と考えられます」の形にして、
  根拠になった数字を添えてください。
- 来月以降の数字の予測は書かないでください。

最後のルールが重要です。 AIに自由に書かせると、「このペースなら半年後に◯◯人」のような根拠の薄い予測が混ざります。当社も一度、投稿数とフォロワー数を割り算しただけの「1投稿あたり◯人」という数字から、半年後の到達予測を組んだことがあります。社外のレビューで、その数字がイベントでの獲得や知人経由の分を含んだ合算で、投稿の効率とは言えないと指摘され、全部書き直しました。予測は人が根拠を確かめてから書くものです。AIには書かせません。

種類別の割合(見出し4)を読むときは、フィード・リール・ストーリーズがそれぞれ何のための面かを分かったうえで読む必要があります。ストーリーズは既存フォロワーに見られる比重が高い面なので、フィードやリールと同じ基準で閲覧数だけを比べないでください。面ごとの役割はInstagramで地元客に届かせる設計|商圏を指定できる面・寄せる面・待つ面で書いています。

出てきた報告書を人が読んで直す時間は、当社の場合10分ほどです。直すのは主に見出し6と8で、数字の説明はほぼ触りません。

つまずいた3つと、その直し方

ここからは、当社が実際に失敗したことです。手順2と3の「ルール」は、すべてここから来ています。

1. 撮る枚数が月によって暴れた

最初の月は、担当者が投稿1本につき4〜6枚、合計で約200枚を撮りました。丁寧にやろうとするとそうなります。AIに読ませる側の負荷は極端に高く、読み飛ばしと重複が出ました。

そこで手順2の固定リストを作り、翌月は50枚台に収まりました。ところがその次の月に、また約150枚に膨らみました。理由は「念のため」です。伸びた投稿があると、その投稿だけ全画面を撮りたくなる。リストにない画面が1枚増えると、翌月はそれが標準になります。

直し方は、リストを守ることではなく、リストにない画面を撮ったら、その月は読ませる前に捨てると決めることでした。捨てると分かっていれば、撮らなくなります。

2. 画面の一部だけを読んで、フォロワー数を1桁間違えた

プロフィール画面のスクショが、上部の数字(投稿数・フォロワー数)が切れた状態で渡されたことがありました。AIは画面の下のほうにある「相互フォロー:◯◯さん、他37人」という表示を読んで、フォロワー数を「約40人」と報告しました。実際はその20倍以上いました。

問題は、AIがそう答えたことより、その数字を前提にしたレポートが1回分丸ごと出来上がってしまったことです。フォロワーが少ない前提で「まず認知を」という提案まで組み立ててしまいました。

直し方は2つです。手順3の検算(フォロワー数をプロフィール画面と突き合わせる)と、抽出の指示に「画面の一部が切れていたら、その値は空欄にして申告する」を入れること。AIは見えているものを読みます。見えていないことを申告させるのは、こちらの指示です。

3. 「過去30日間」と「暦月のまとめ」で数字が合わなかった

Instagramのインサイトには、期間を「過去30日間」で見る画面と、暦月単位で1か月を振り返るまとめの画面があります(呼び方はアプリの版で変わります)。ある月、この2つで閲覧数が1割ほど違い、投稿数も「4本」と「7本前後」で食い違いました。集計の単位や対象が違うのだと思いますが、当社が公式ヘルプを当たった範囲では、差の理由を特定できませんでした。

どちらが正しいかを追いかけるより、期間の定義を1つに固定して、レポートに毎回書くほうが実務では大事です。当社は「過去30日間」で統一し、報告書の冒頭に「対象期間:◯月◯日〜◯月◯日」「前月の比較対象:◯月◯日〜◯月◯日」を必ず入れています。前月比がずれる原因の大半は、この期間の食い違いです。

もう1つ、関連して。「リーチ」と「閲覧数」は別の指標です。リーチは見た人の数、閲覧数は見られた回数で、Metaの公式ヘルプにもリーチはインプレッションとは異なると明記されています。ある月、閲覧数が半減したのにリーチはほぼ横ばい、ということがありました。これは「見る人は減っていないが、1人が何度も見ることが減った」という読み方になります。混ぜて読むと、この違いが消えます。

毎月の所要時間と、これが半自動である理由

正直に書きます。

  • 撮影:20分以内が目標です。前提は、スマホ、月10本前後の投稿、30枚以下。アカウント全体5枚で5分、投稿概要が1本30秒で5分、上位3本の詳細が1本3分で9分、という内訳です。
  • AIの読み取りと集計:数分。ただし1回に渡す枚数が多いと精度が落ちるので、当社は数枚ずつに分けて渡しています。
  • 報告書の確認と手直し:10分ほど。
  • スプレッドシートへの貼り付け:2〜3分。

合計で40分弱です。これを「自動化」と呼ぶかは、人によると思います。当社は呼んでいません。人が撮って、AIが読んで、人が確かめるという手順で、担当者の月次作業が数時間から1時間弱に縮んだ、というのが正確なところです。

「毎月0分」をうたう分析ツールもあります。それはツールがAPIでデータを取りに行っているからで、月額の費用と、PC側での接続設定と、それを管理する人が要ります。それが用意できる組織なら、そちらのほうが楽です。用意できない組織のために、この手順があります。

次の段階:エクスポートとAPI

この手順は、ずっと続けるものではありません。当社も、次の2段階を想定しています。

段階1:Meta Business SuiteのエクスポートをPCで取る。 権限のある人がPCで毎月1回エクスポートし、そのファイルをAIに渡す形です。スクショの読み取り誤差が無くなります。移る条件は、PC権限のある人が月1回の作業を引き受けられること。

段階2:Instagram Graph APIで自動取得する。 Metaの開発者登録とビジネスアカウントの連携が要ります。月初に自動でスプレッドシートに書き込まれる形です。移る条件は、アカウントの規模が大きくなり、毎月の変動を週単位で追う必要が出てくること。

移る判断の目安として、当社は「撮影が20分を超える月が2か月続いたら段階1を検討する」と決めています。手順が重くなった兆候を、時間で捉えます。

まとめ

  • 先に「毎月何を集めるか」を固定する。増やすなら投稿1本につき1枚以下
  • 撮る画面は固定リストで30枚以下。上位3本以外の詳細は撮らない
  • AIには枚数と内訳を先に伝え、「無い値は空欄」「閲覧数とリーチは別」「切れていたら申告」をルールに入れる
  • 貼る前にフォロワー数と、上位3本の閲覧数・リーチは目で検算する
  • 報告書は8つの見出しで固定し、AIに予測を書かせない
  • 期間の定義は「過去30日間」で統一し、対象期間を毎回書く
  • 合計40分弱。自動化ではなく半自動。PCでエクスポートが取れるなら、そちらが先

Instagramの月次レポートで詰まっているのは、多くの場合、分析の技術ではなく「毎月同じ形で集める」仕組みのほうです。集め方が固まれば、AIはよく働きます。

SNS運用の計測や報告の形を整えたい、あるいは運用そのものを外に出したい場合は、お問い合わせからご相談ください。当社は自社のアカウントと、地域の団体・店舗のアカウントの両方で、この手順を毎月回しています。

よくある質問(FAQ)

Q1. ChatGPTとClaude、どちらを使えばよいですか。

どちらでも動きます。条件は、画像を複数枚まとめて渡せることと、表の形で返してくれることです。無料プランは1回に渡せる枚数に制限がある場合があるので、30枚を5〜6回に分けて渡してください。当社は数枚ずつ渡すほうが読み取りの精度が安定すると感じています。

Q2. スクショを外部のAIに渡して問題ありませんか。

インサイトの数字そのものは自社アカウントの運用データですが、スクショには通知、コメント、ユーザー名、担当者のアカウント名が映り込むことがあります。渡す前に1枚ずつ見て、映り込みがあれば撮り直すか隠してください。フォロワーの属性画面には地域や年齢層の分布が出ます。組織として外部のAIサービスに業務データを入れてよいかは、社内の方針に従ってください。入力データを学習に使わせない設定があるサービスでは、その設定を有効にしてから使うのが基本です。

Q3. Instagramの画面が変わったら、この手順は使えなくなりますか。

画面の配置や項目名は変わります。実際、指標の呼び方はここ数年でも変わっています。ただ、集める指標(手順1)は変わりません。変わったときに直すのは、手順2の「撮る画面」のリストだけです。当社は3か月に1回、リストと実際の画面を突き合わせています。

Q4. ストーリーズも投稿ごとに撮るのですか。

当社は、ストーリーズは月の本数が多い(30本前後)ので、1本ずつは撮っていません。アカウント全体の画面でストーリーズ全体の閲覧数を押さえ、反応の大きかったものだけ個別に撮っています。フィードとリールは1本ずつ撮ります。

Q5. 前月のデータを撮り忘れました。遡って取れますか。

アプリのインサイトで見る「過去30日間」は、後から同じ期間を指定し直せません。撮り忘れた月の値は欠測として空欄のまま残し、AIにも埋めさせないでください。当社もフォロワーの属性を1か月分落としたことがあり、その月のレポートでは属性の項目を「取得できず」と書いて出しました。埋めた数字より、空欄のほうが信用されます。

Q6. 集計シートの列は、この記事のとおりにしないといけませんか。

いいえ。大事なのは、列を毎月変えないことです。当社の列構成は、投稿ごとの数字に「投稿の狙い」と「テーマ」を足して、狙い別・テーマ別に率を比べられるようにしたものです。自社で追いたい切り口があれば、その列を最初から作っておいてください。後から足すと、それ以前の月と比べられません。

Q7. 報告書はどの形式で出していますか。

社内向けはテキストの文書、定例で共有する速報版はスライド数枚にしています。AIにはまず文書の形で作らせ、それをスライドに写しています。最初からスライドで作らせると、見出しの固定が崩れやすいためです。

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参考文献

  • Metaビジネスヘルプセンター「Meta Business Suiteでインサイトデータを分析するためのベストプラクティス」(「レポートをダウンロードするには、[エクスポート]ドロップダウンメニューをクリックしてください」の記載) https://www.facebook.com/business/help/397273916756139
  • Metaビジネスヘルプセンター「Instagramインサイトについて」(「リーチは、インプレッションとは異なります」の記載、期間指定の記載) https://www.facebook.com/business/help/441651653251838
  • Metaビジネスヘルプセンター「デスクトップのMeta Business Suiteのインサイトについて」 https://www.facebook.com/business/help/700570830721044

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